こんにちは!広報の米山です。
前回の投稿でカーボンニュートラルについて書きました。
今回はカーボンニュートラルに繋がる、カーボンポジティブについて書いていこうと思います。
ポジティブがあるならネガティブも、もちろんあります!
対義語にあたるカーボンネガティブとは、二酸化炭素の吸収量よりも排出量のほうが多いことを意味します。
当初から、カーボンポジティブにすることは非常に難しいと言われていて、カーボンポジティブ活動がカーボンニュートラルにしていくための手段として用いられています。
そして、カーボンポジティブ(カーボンマイナス)活動で、一番メジャーなのは植林などです。
写真は、都内有数の規模を誇る代々木公園です。ここは、常緑広葉樹・落葉広葉樹など数種類の樹木が植えられています。
苗から小さな木を育てる過程では、運搬などを伴うため二酸化炭素が生じます。しかし、植えた苗が成長すると育成過程で排出したよりも多くの二酸化炭素を吸収できます。これがカーボンポジティブの流れです。
上記のように、新たな吸収源を生み出す活動のことをカーボンポジティブというのですが、そのほかの例としてアマモの再生などの活動があります。
アマモは、昔からアマモの養殖に力を入れようと考えています。特に、浜名湖に在来していたアマモが地球温暖化によって減少しており、浜名湖全域で生態系が崩れつつあります。それを、改善していくためにも、カーボンニュートラルに繋げていくためにも、アマモの再生に目を光らせています。
そして近年、「カーボンポジティブ」を宣言する企業が増えています。総じてエコ意識が高い欧米企業は、ぞくぞくと宣言している一方、日本の「カーボンポジティブ」への取り組みは欧米に比べるとかなり出遅れているように感じます。
日本人はもともと農耕民族であり、伝統的な農業や林業などは自然環境にやさしく、二酸化炭素の排出量も抑えられる方式でした。
温故知新という言葉があるように、過去に学びながら、時流にあわせていくことで、日本らしく「カーボンポジティブ」に取り組む仕組みづくりは可能なはずです。
次回は、わたしたちが、取り組める活動は何なのか…について書きます。
インスタグラムも投稿していくので、ぜひチェックしてみてくださいね!