こんにちは!
現場担当の宮城です
暑くなったと思ったらまた寒くなってきましたね~
皆さんも体調にはくれぐれもお気を付け下さい
さて前回はタツノオトシゴのご飯について書かせていただきましたが
今回は稚魚のご飯について書いていこうと思います
人間は大人と赤ちゃんで食事が違いますよね
当然魚もそうでして、人間の赤ちゃん同様食事にも手間と気を使います
タツノオトシゴも多くの魚類の稚魚と同じように動物プランクトンが主食となります
基本的にはワムシ、アルテミア、オキアミのミンチの三種類になりまして
成長具合に応じて徐々に餌を変えて(大きく)していきます
まず一番始めはワムシ
ワムシは専用の培養槽で繁殖させています
ここから給餌用のワムシを掬ってタツの水槽に入れるのですが
もちろん水槽毎に与える量が変わってくるので毎度計算します
とはいえ肉眼ではほとんど見えないので顕微鏡で水槽内のワムシの数を計測します
さすがに正確な数を計測するのは難しいので…
ある程度全体の量を出した後に特殊な計算式を用いて
各水槽に入れるワムシの量を決め、投入します
その後ある程度成長してくるとアルテミアを与えていきます
人によってはブラインシュリンプという名前の方が馴染み深いのではないのでしょうか
熱帯魚の餌としても流通していますし、昔シーモンキーという商品もありましたね!
非常に小さい生き物ですが、よく見ると動いているのが確認出来て面白いです
ただしいきなりアルテミアに切り替えても食べてくれるか分かりませんので
数日間ワムシとアルテミアを併用します
アルテミアは肉眼でも見える程度の大きさなのでタツ達が一生懸命食べている姿を確認できます
それから更に大きくなってくるとオキアミのミンチを併用し、慣らしていきます
離乳食のような感じですね!
食事中の生き物は何とも言えない愛嬌があって可愛いですよね
生まれてからここまで1~2か月といったところでしょうか?
手間暇かけてお世話した子たちの成長具合を間近で見れるのって
本当幸せなことだと実感しております…!
今回も読んでいただきありがとうございました!
ではでは~