人工的な進化?

こんにちは!現場担当の井坂です!
今回はタイトルにある通り魚の品種改良についてお話したいと思います!!

みなさんは品種改良という言葉はご存じかと思います。
理科の授業でも習いますよね!
品種改良とは、ある特徴(病気に強い、大きい、甘い等)を持っている或いは強く特徴が出ている個体同士を交配させ、
生まれてくる子の特徴がより顕著に表れるようにする。という工程を繰り返し、その特徴を突出させていくことをいいます。
メンデルの法則が分かりやすいですね!


品種改良と聞いてすぐ思い浮かぶのは野菜や果物等の植物か、犬や猫などの小動物ですよね。
植物は品種改良を行うことによって病気に強くなったり、甘みが増したり、種を無くして食べやすくすることができます!
品種改良には方法がいくつかあり、交配による方法が代表的ですが、ゲノム編集と呼ばれる方法や化学薬品等を使用して人為的に突然変異を起こす方法もあります。

そして実は植物だけでなく動物や魚類にも品種改良を行う場合があります。🐟
魚類では観賞魚としてコイやキンギョ、食用魚としてマダイやクエタマが有名ですね。
観賞魚は体色を鮮やかにしたり、珍しい模様にすることを目指して品種改良されます。
食用魚では可食部を増やしたり、成熟速度を速める事を目指して品種改良されることが多いです。
品種改良により養殖のコストパフォーマンスが上がり、美味しい魚が食卓に並ぶことを考えると、養殖業者にとっても消費者にとっても良いことづくしですね!

これはモルフォと呼ばれるメダカの品種です。
一般に知られているメダカと違い背ビレと腹ビレが長くわさわさしてますよね!
初めて見たときは「ほんとうにメダカ?!」と驚きました(笑)

しかし、品種改良が全てにおいて良い結果をもたらしているわけではありません。
数年前から、品種改良されたメダカの放流により遺伝的攪乱が全国的に懸念されています。
日本にはキタノメダカとミナミメダカと呼ばれる固有種のメダカが生息していますが、これらの種が品種改良されたメダカと交配して純粋な血統が失われていく危険性があり、外来魚問題や農地改良による問題と相まって2003年に環境省により絶滅危惧種として指定されてしまいました。
実際に私が岡山県に住んでいた際に、用水路でガサガサをしたところカダヤシか品種改良されたメダカしか見ることができませんでした。
また、犬猫などの動物の品種改良は通常より骨密度が低下し骨折しやすくなってしまったり、病気に罹りやすくなってしまう場合が多いです。

このように品種改良は扱い方を間違えると大変なことになってしまいます。
人にとっては良い結果しか残らないように思いますが、生き物や自然環境にとって致命的なダメージを負わせる可能性があります。
品種改良された魚を飼育する際は、決して逃がしたりしないように気を付けて飼育してくださいね。
屋外で飼育すると大雨の際に水槽がオーバーフローしてしまい、用水路に流れてしまうことがあるので特に気を付けてください!

ここまで読んでくださってありがとうございました!
次回は品種改良されたメダカについてお話しようと思います!
11月半ばになってますます夜の冷え込みが厳しくなってきたので体調崩さないように気を付けてくださいね!

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