浜名湖の生態系環境におけるアサリの食害被害①

こんにちは!現場担当の片岡です!

暖かくなり潮干狩りの季節になりましたね!
春の季語の一つに「潮干狩り」があるのをご存じでしょうか?

HAMANAKO‐BASEのすぐ近くにも潮干狩渡船場があります。

これは潮干狩渡船場の看板です!
看板の近くにある潮干狩り場は、船で行くように管理されている場所になります。

私も高校生の時に学校行事で千葉県の木更津市内で、開催されている潮干狩りをしたことがあります。
ここの干潟は水深が10㎝くらいでアサリだけでなく、バカガイやハマグリなどの二枚貝も取った覚えがあります。
干潟には生物が生きるのに必要な日光や栄養、酸素などが揃いやすく多種多様な生物が生息しています。

浜名湖でも今の時期にイベントとして潮干狩りが行われていたのですが、
アサリの不漁により近年は中止されているそうです。
要因は複数ありますが、その一つとして考えられる食害被害について紹介します。

アサリには同じ環境で生活している水生生物だけでなく、陸上で生活している鳥類など多くの天敵がいます。
生態系における食物連鎖は自然なことですが、その生物が人間にとって資源である場合は害となりこれを食害と言います。

水生生物の食害には、外来生物の侵入により在来種の減少や生態系への影響、
水草を捕食する熱帯魚やエビによる水槽内の被害などが挙げられます。

捕食者の数が増えたことにより被食者が減り、深刻な問題が引き起こされています。

この海鳥はおそらくスズガモだと思われます。
夕方頃になると毎日水面に群れでいるのをよく見かけます!
スズガモは雑食性で水底の巻貝類や二枚貝、シジミを主食としアマモなども食べます。
浜名湖には二枚貝だけでなく巻貝やアマモなども自生しているので、アサリにとっては避けたい捕食者になりますね…💦

実はアサリと同じ環境に身を置いている巻貝にもかなりの厄介者がいるんです!

次回はその巻貝について投稿します!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人