タバコと海

こんにちは!広報の米山です(^^)/

先日、ニュージーランドで子どもの生涯喫煙禁止の法改正案が可決する見込みであるというニュースがありました。

とても興味深いニュースだったので、共有させてください。それは、09年以降に生まれた子どもが生涯にわたり、たばこを吸えなくするという内容でした。現行法では18歳から喫煙可能ですが、やがてタバコのない国になるかもしれないのです。

実質的に、『禁煙法』ではないかという見方もあり、かつて存在していたアメリカの『禁酒法』のような失敗にならなければ、全世界に広がっていく可能性は高いだろうという意見もあります。禁酒法については、「あの政策は間違えだった」というイメージがあるそうです。(禁煙法と名付けなかったのも嫌な思い出があるから…?)

わたしは、非喫煙者です。タバコに対する評価はもともと低く、健康にも環境にも良くないことは、いまさら言うまでもありません。近年、環境問題に注目が集まっている世の中ですが、環境汚染の原因となる物質としてプラスチックごみ問題(レジ袋やストロー)が特に注目されています。タバコのフィルターもその原因物質のひとつです。そのフィルターを分解するのに、最大で10年かかります。

そもそも、タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれていると言われています。そのうちの200種類もの人体に悪影響をもたらす有害物質があり、環境汚染に繋がる成分も含まれています。

しかも、それらは人間だけでなく、海の生き物にも悪影響を与えているのです。

©2022株式会社CCTJAPAN

⇒二子玉川を清掃した時の写真。(天気も良く、楽しいひと時でした。)

わたしは以前、クリーンアップ活動をした際にタバコの吸いがらが最も多くあることを実感しました。その吸い殻が海や川に放出され、魚たちの体内に入り、最終的には人間が魚を食べることで有害物質を取り込んでしまいます。よって、こういった先進的な取り組みを、世界各国で取り組むことで、健康寿命の延伸や、海の豊かさを守ることにつなげていくべきだと感じました。

©2022株式会社CCTJAPAN

世界はいろいろな意味で変わりつつあるのだということを、日本人は知っておいてもいいのではないでしょうか。

日本でも、多くの人が少しずつこの状況を知り、禁煙者が増えるとともに、このような法改正が進むことを願っています。

次回は、最近観た映画のお話をします☺お楽しみに!

この記事を書いた人

珠央 米山

米山珠央