こんにちは!広報の米山です(^^)/
突然ですが、みなさん。お寿司は好きですか?わたしは、大人になってから洋食よりも和食派。お肉よりもお魚派になり、お寿司が大好物です。
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今回は、”くら寿司”のSDGsに関する取り組みについて、興味深いニュースがあったのでご紹介いたします。
『低利用魚の「ニザダイ」を、数量限定で全国発売したところ、約1週間で完売する人気ぶりとなった。』というのです。記事全文はこちら
まず初めに、低利用魚について…
低利用魚…使われることもあるが使われない事もある「低利用魚」、価値がない、価値が低いので「低利用魚」等、呼ばれ方含めて定義は曖昧。漁獲量(少ないもしくは獲れすぎた)、手間(コストに見合わないサイズ、トゲなど)、知名度や知識(知られていない魚・さばく知識がない)等々、から地域限定で利用されていても利用される以上に獲れる場合などにも呼ばれる。
上記に加えて、ニザダイは”厄介者扱い”までされているのです。
つぎに、『海の厄介者』であるニザダイについて…
ニザダイ(仁座鯛)…海藻を食べて磯焼けの一因となるため、駆除の対象となっている。また、海藻の成分が発酵して身に独特の臭みを帯びるが、食べることはできる。体型は、カワハギ類に似ている。日本での地方名が多く、余程の臭いからか千葉の方では”クサンボウ”と呼ばれている。
クサンボウ、、、こんな屈辱的なニックネーム(地方名)がつけられるほどなのかと思うと少しかわいそうになりますが、食欲旺盛が故、磯焼けを引き起こしているのは確かです。
それでは、いったいどうして、そんな低利用魚がくら寿司で大人気になったのか。
それは、廃棄されるキャベツ!ここでもまた、市場に出回ることができなかったキャベツが役立ったのです。素晴らしいことだと思います。少し前に、話題になった”キャベツウニ”をご存知でしょうか?それから、ヒントを得たようです。
キャベツを餌に養殖されたニザダイは、臭みが軽減され、消費者に喜ばれる姿に変身を遂げたのです。助け合いというかなんというか感慨深い気持ちになりました。他にも、磯臭さが原因で出回っていない低利用魚・未利用魚たちも助かるのでは⁉と希望を抱き、可能性は無限だなあとワクワクしています。
農業×漁業⇒食品ロス(SDGs)
という構図も浮かび、くら寿司が行った試みを模倣する企業が増えるのではないかとも思いました。
さらに、ニシダイのような国産天然魚は為替の影響を受けにくいので安定的にリーズナブルに提供できるそうです。
くら寿司の平成22年から展開しているという、海の貴重な資源を守り育て、無駄なく有効活用する「天然魚プロジェクト」には、今後も目を離せません。(弊社のプロジェクトの参考にもなりそう…♡
小学校にて出張授業も行っているようで、私も参加したいほど学びが深そうでした。それについては次回の投稿にUPしていこうと思います。お楽しみに~☺