人工鯉のぼり?

こんにちは!
現場担当の井坂です!今年は梅雨があったのかどうか怪しかったですね(笑)
日中の気温がかなり高くなってきたので熱中症が怖いですよね💦
塩分と水分補給をしっかり摂って、暑い夏に負けないように過ごしましょう!!

今回は魚道(ぎょどう)について紹介しようと思います!
あまり聞きなじみのない単語だと思いますが、自然豊かな地域に住んでいる方は見たことあるかもしれません!
魚道とは、その名の通り魚が遡上(そじょう)しやすいように人工的に作られた魚用の道のことです。

このように小さな段差をいくつも作ったり、プール(流れが緩やかで魚が休憩できるスペース)を設けることによって遡上しやすくします


日本の河川は人間にとって暮らしやすいように年々コンクリート等で整備されています。
そのため河川工事の際に周辺の自然環境を破壊していまい、生態環境が変わってしまうことがあります。
稀に話題になることがあるので、河川工事の問題は知っている方が多いかもしれませんね。
しかし、環境に配慮しすぎて河川工事をしなくなると大雨が降った際に、河川の氾濫が起きてしまう危険性が高まったり、水の流れによる浸食で周辺の構造物に被害が及ぶ可能性があります。
近年は毎年のように記録的豪雨のニュースを見るようになったので、更に河川工事の必要性が高まっていますね☔

そんな重要な河川工事ですが、環境破壊や生態系に影響を与えてしまうかもと懸念する声が多くなり環境に配慮した様々な工法が考えられてきました。そのうちの1つが魚道です。
河川工事によって流れが急になってしまうと遊泳力が弱い魚は遡上できなくなってしまいますが、魚道を設置することによりその問題が改善されます!
他にもコンクリートの壁に植物を植えて緑化を狙う工法や、河川工事の際にあえて大きな石を置いて流れの緩急を作ったり、木杭を打ち込んで障害物を作り魚類や甲殻類が居着きやすい環境を作る工法などがあります。
災害防止はもちろんですが、環境に配慮して周辺に生息する生き物たちが住みやすい取り組みが増えているのは嬉しいですね!!
現在、世界的に絶滅危惧種や準絶滅危惧種が増えてきている状況なので、魚道のような周辺の生き物や環境に配慮した取り組みを市町村や県、あるいは国が率先して行い、それに続いて企業も取り組んでいくという流れになるのが理想ですね✨

魚道には様々な種類の形状があり、アイスハーバー式やスティープパス式など面白い形のものもあります。
魚道の形状や、実績など調べるととても面白いのでぜひ調べてみてください!
探すのが大変かもしれませんが、実際に実物を見に行くと遡上中の魚を目撃できるかもしれませんね!
今回は実際の写真を載せることができなくてすみません!見つけたら報告しますね!
みなさんもぜひ見つけてみてください!
ご拝読ありがとうございました~!

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