浜名湖の生態系環境におけるアサリの食害被害③

こんにちは!現場担当の片岡です!

7月に入り益々暑くなってきましたね~😣💦
最近は晴れの日が続いてばかりなので、水分をこまめに取ったりなどして、
熱中症にならないよう気を付けたいと思います。

今回はアサリの食害だけでなく人間にも害を及ぼしている、夏の厄介者のアカエイについて紹介します!

いつものように何か打ち上っていないかビーチコーミングをしていると、なんと泳いでいるアカエイを目撃しました!

中心部分が黒く外側に向かって赤く、体長は20㎝程でした。
(エイの体長は頭部から尻尾までの長さではなく横幅を測ります)。

アカエイは砂に潜っていることが多いので、写真のように全体像が見えるのは珍しいです!
初夏はエイの産卵期で交尾相手を探しに浅瀬に集まるので、たまたま目撃できたんですかね?(笑)

エイによるアサリの食害は深刻な問題になっており、他にもゴカイやカニなどの底生生物も食べつくしてしまうそうです。
前にゴカイ類の卵塊についてブログを上げましたが、浜名湖の浅瀬にはゴカイ類も生息しているので
アカエイにとっては住みやすい環境かもしれませんね…

しかし、アカエイには必殺技があるんですよ!😱

これは以前、千葉県の九十九里でビーチコーミングをした際に見つけたエイの尻尾です。

爪楊枝と比べるとこんなにも刺が太いんですよ!


尻尾の長さは45㎝で毒針以外にも大きな刺が5本あります。

この刺の本数は個体年齢に比例するそうです。

毒刺の長さは8㎝、太さは1~8㎜もありノコギリの歯のようなギザギザがあります。

一般的な爪楊枝を3倍にした感じでしょうか?

アカエイは自ら人間に向かって来ることは少ないそうですが、気付かずに踏んでしまうと体のどこかを刺され、
毒が全身に回ってしまう恐れがあるので、その場合はすぐに救急車を呼びましょう!

アサリの食害だけでなく人間にも直接危害を与えるアカエイが少なくなれば
生態系のバランスも取れるはずです!

ちなみにアカエイの天敵はサメだそうで、浜名湖には比較的大人しいネコザメやドチザメなどが生息しているそうです。
浅瀬には中々来ないと思いますが、見かけたらブログにアップしますね!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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