タツノオトシゴの標本作り

こんにちは~!
現場担当の松本です!

もう毎日雨が降ったり止んだり忙しい、、💦
…梅雨終わってなかったかもしれませんね笑

さて、今回はタイトル通り【タツノオトシゴの標本作り】をご紹介します♪

この間、残念ながらお亡くなりになった子を見つけて報告したところ、
院生の方が「標本作ってみる?」と声をかけてくださったんです!
大切な命ですから、無駄にはしたくないですもんね😭🙏

まずは背鰭(せびれ)を広げて固定していきます。
泳いでいる時は綺麗に開いてぴろぴろしているんですが、
水から出してしまうと閉じてしまうので、泳いでいる時の状態を再現していきます!

慎重に、慎重に、、

ピンセットで広げながら、まち針を刺して形を決めていきます。
すぐに破れてしまうので、そ~っと気をつけながら、、
…集中して時々息をするのを忘れてしまいました😫笑

まさに職人技!

綺麗に開いてきましたね!

ポタポタ…

形が決まったら、ホルマリン溶液を垂らして固定していきます!
理科室などに置いてあるちょっと不気味な「ホルマリン漬け」のホルマリンですね!😱
ホルマリンには発がん性があるので、取り扱いには要注意です!💣
あまり匂いを嗅いだりして吸い込まないよう、皮膚につかないよう、
細心の注意を払って使用します!
(安全に正しく使用すれば問題ありませんよ!)

ちぎってしまいそう、、

次は胸鰭(むなびれ)です!
顔のすぐ横に胸鰭があります!いわゆるお魚とはやっぱり違ってみえますね~😲

先ほどの背びれよりも小さいのでより細心の注意を払って…

まずは右から!

両側とも固定していきます!
私たちが目にする素敵な標本は、このように地道な作業を繰り返して作られているんですね!😭

左もぴーん、右もぴーん

綺麗にできました!!😳

背びれも綺麗!

水の中で泳いでる姿にすごく近づきましたね!😆

あとはこれを標本瓶にいれて、、

完成です!!🙌

最後に院生の方が筆記体でかっこよく学名を書いてくださいました!

ちなみに「F3」というのは世代を表していて、「F」「Filial(子孫)」の略なんです。
簡単に説明すると、「F0」が最初の親で「F1」がその子供、「F2」がその孫という感じですね!
なので、この子はひ孫世代のうちの1匹であることがわかりますね!😊

私自身、エタノールを使った標本作りしかしたことがなかったので
ホルマリンを使った本格的な標本作りはとてもわくわくして勉強になりました♪
タツノオトシゴの標本を作れるなんて貴重な体験です!有難い、、😭🙇

最後まで読んでくださってありがとうございました!
ほんま、おおきに~😆

また次回もお楽しみに!
ではまた~!

この記事を書いた人

松本 早詠

松本 早詠