東海大学海洋学部秋山教授との連携が決定!!

東海大学海洋学部 秋山教授との連携が決定!!

 2022年2月15日に東海大学海洋学部に伺い、秋山教授が確立されたタツノオトシゴ陸上養殖の技術供与に関する契約締結が完了しました。3月から弊社スタッフがこの陸上養殖技術の指導を受けるべく秋山教授のもとでの研修に入ります。すでに弊社のタツノオトシゴも教授の研究室に導入され3月からの本稼働に向けてスタンバイをしています。弊社の陸上養殖現場は浜名湖に決まり、地元の漁業組合が所有する土地を利用して事業が始まります。弊社広報の米山による秋山教授へのインタビューや浜名湖養殖場の建設進捗など刻々と最新情報を公開していく予定です。

 タツノオトシゴはワシントン条約CITES)が規制する絶滅危惧種Ⅱ類で、海外への輸出に際しては、事前に経済産業大臣から「輸出承認証」と「CITES輸出許可書」を 受給しなければなりません。昨年夏にこれらの承認証と許可書を国内初(第一号)で弊社が受給し、海外への輸出にも成功しました。日本での輸出許可と海外での輸入許可(インポートライセンス等)は、ワシントン条約CITES)が規制する絶滅危惧種Ⅱ類に登録されているがゆえにとてもハードルが高かったですが、この大きな壁を乗り越えられた事で事業化に向けて大きく前進しました。

 これからは市場ニーズに合った種の固定化と大量養殖を東海大学海洋学部秋山教授のご指導の下で確立し、野生種の密漁・密輸を早急に減らしたいと考えています。そして、タツノオトシゴを広く知ってもらうための啓蒙活動にも励んでいきます。また、養殖場前の海は以前はアマモの群生地(アマモ場)で多くの生物が住み着き、タツノオトシゴもいたと漁業組合の方が仰っていました。近年の開発や温暖化の影響でその姿を消してしまったそうです。お世話になる場所への恩返し・地域貢献の一環の意味を込めて「アマモ場再生プロジェクト」も同時に進めていくつもりです。近日中に東海大学海洋学部の藻類の研究をされている教授にもご指導をいただく予定です。

いよいよプロジェクトが始動します。