タツノオトシゴ達に騙される日々

はいさ~い

こんにちはHAMANAKO-BASEの宮城です!

最近になってやっと春の兆しを実感できるようになってきました。
特に天気予報の花粉の飛散予想が…

朝晩こそ寒いですが、昼間は外で作業を行うには良い感じの気温です。

浜名湖の水温も少しずつ上がってきたようで、
1か月前までは見られなかった海藻もちらほら生えてきました。

あと1か月もすればアマモも流れてくるはずです。

皆さんご存じの通りHAMANAKO-BASEではコンテナ内でタツノオトシゴを
飼育・繁殖に挑戦しているのですが、どうも寒い季節は繁殖のペースが落ちてきます。

水槽は年中一定の温度で保たれているのですが不思議です。
暖かい時期と寒い時期では海水の成分も変わってきてそれが作用しているのでしょうか。

とはいいつつも暖かくなってきたことでこれから繁殖ペースが上がることを信じて日々お世話しております。

今朝はクロウミウマの水槽で卵が落ちているのを発見!

恐らく雌から雄への卵の受け渡しの際に漏れたものだと思われます。
落ちている卵の数からして200前後だと推測されますが、
オスのお腹には少なくとも同じ数は入っているはずですね。

卵が落ちていたり、お腹を膨らませた雄がいれば

「繁殖行動が行われたのだ!」

と嬉しくなり出産予定日を想像するのですが、そうでない場合もございます…

コチラはヒメタツ【Hippocampus Haema】です。
タツノオトシゴ類の中では最近になって新種認定された種です。

みんなそっぽ向いちゃってます

実はこの子たちは昨年の7月に産まれたヒメタツで

父親はコチラ

半年ほど前の写真ですがパンパンのお腹をしておりますね。
この写真を撮影した数日後に産まれました!

そんな稚魚たちも産まれてもうすぐ200日になります。

そして本日お腹を膨らませた雄を発見!

思わず二度見してしまいました

もう繁殖できるようになったのかとしみじみとしてしまいましたが、その半日後

水槽のどの止まり木にも見当たりません!

どうやらお腹を膨らませていただけみたいですね

騙された!となってしましましたが
お腹を膨らませることが出来るくらいに成長してくれたことが嬉しいです。
これからに期待です!



そしてまたまたクロウミウマですが
給餌の最中を動画で取っておりますと…

とんでもなくお腹をパンパンに膨らませているいる雄が美味しそうに餌を食べていますね。

ちなみにこちらも見事に騙されました。

体色を明るく変化させているので、雌へのアピール最中だったのかもしれません。

勝手に期待してがっかりされてはタツノオトシゴ達も堪ったものじゃないですね。

引き続き真摯にお世話に勤しみます!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

ではでは~

この記事を書いた人

崚 宮城

宮城崚