浜名湖の生態系環境におけるアサリの食害被害②

こんにちは!現場担当の片岡です!

6月に入り梅雨の時期になりましたね~☔
晴れの日と雨の日では気温も変わるので、
みなさんも体調を崩さぬよう気を付けてください。

今回は浜名湖の生態系環境に影響をもたらしている巻貝のツメタガイについて紹介します!

こちらはツメタガイに捕食されたであろうアサリです。

このように丸い穴が開いたアサリの貝殻を時々見かけます。
穴は直径1~2㎜で特徴は断面が少しすり鉢状になっていることです。

アクセサリーに用いられている物はドリルで穴を開けているので断面は直線的です。

すり鉢状の穴はツメタガイが捕食した跡になります。
ヤスリのような三角形▼の歯舌で削られるとすり鉢状になります。

こちらがツメタガイになります。

貝殻は思った以上に大きくてビックリです!
中身は全くもぬけの殻でした..

貝が他の貝を食べるのもビックリですが、ツメタガイが大量発生すると食害により
潮干狩り会場のアサリが全滅するかもしれないんです…
ツメタガイの卵塊は4月頃に浅瀬で目撃されることがあり、一部に欠けた茶碗をひっくり返したような
形状から「砂茶碗」と呼ばれています。
砂茶碗は過去に浜名湖のアマモ場の近くにあるのを何度か見たことがあります。

砂茶碗の写真は残念ながら無いので、ご興味がある方はネットで「砂茶碗」と検索してみてください!

これ一個から一万匹もの(稚貝or幼生)が生まれるそうで、成貝は約5㎝まで大きくなり
三重県では食用として利用されているそうです。
「調理方法がやや面倒みたいですが、アワビのような美味しさ」とのことです。
人間が積極的に捕獲すればアサリへの食害が減るかもしれません。

しかし、上には上がいるのです…💦

次回は更なるアサリの食害だけでなく、人間にも害を及ぼしている夏の厄介者のあの危険生物について投稿します!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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